ごあいさつ
こんにちは
院長の川村です。
僕はいまでこそ治療家として活動していますが、この道に進むまでに何度か転機を迎えています。
このページでは、その顛末についてお伝えしたいと思います。
1番目の転機
子どもの頃の僕は、病弱かつ臆病でまわりに甘えてばかりでした。
そんな子どもがはじめに憧れを抱いた仕事は、大空をかけるパイロットや屋根の上で旗を振る火消しではなくて、青空をバックに屋根に立つ大工さんでした。
その手でなんでも作り出せる姿に憧れたのだと思います。
そこを目指して理系の道に進み、建築を学び、実際に大工になってみると、高い場所が苦手だということに気づいてしまい、せっかくの憧れの仕事も続けられなくなりました。
大工を諦めてからも、技術系の分野で肉体を酷使する仕事をしていたのですが、あるキッカケでアフリカで理数科の教師としてボランティア活動をすることになりました。
そのキッカケというのが、アフリカでの食糧難の報道とそれに対する海外アーティストたちの活動を目にしたことです。
それに感化されて、「僕もアフリカで何か役立ちたい」と思ったのです。
いろいろ紆余曲折がありましたが、理系で学んでいた経歴が役立ってアフリカでの活動が実りました。
これが一番目の大きな転機です。
そこでは2年間、教師として活動していました。
アフリカでの活動は困難を極めました。
若気の至りで飛び出したものの、教師としての実力もなく、あるのは体力と気力のみ。
さらには食べるものさえままならず、病気にも簡単にかかってしまうありさまです。
雄大な大自然の中で、自分の能力と命の限界に常に向き合う日々でした。
そのような「命と向き合う」経験から人間の生命活動というものに興味を持ち始め、アフリカからの帰国後は、「ひとを助ける仕事に就きたい」と理学療法士の資格を取得しました。
2番目の転機
2番目の大きな転機は、徒手療法との出会いです。
理学療法士の資格を取ってからの医療現場での臨床経験は、自分の能力の限界、現代医学の限界への挑戦の連続でした。
病気の後遺症をもって悩み苦しむ人たちを目の前にして、リハビリテーションに関わる専門職として研鑽を積み、試行錯誤を繰り返していく過程で出会ったのが、「関節ファシリテーション」という徒手療法でした。
これは、関節の機能を研究し尽くした、究極的かつ安全に施術する骨格矯正技術です。
それを学んでからというもの、病院での理学療法効果は格段に向上し、多くの患者さんから喜ばれるようになりました。
そして、その実績が認められ、海外で理学療法活動や技術指導をすることになります。
3番目の転機
そして3番目の転機が、究極の施術法との出会いです。
「もっとたくさんのひとを助けたい」と、さまざまな学びを継続していたときに出会ったのが「筋肉反射テスト」です。
これまでの医学の常識を覆す、しかし奥深いところまで原因を探り、そこに治癒力を当ててていく。
さらにその応用性は無限大。
まさに僕の目指していたものに出会うことができました。
しかしその反面、ある違和感が湧き上がってきました。
究極の施術法に出会って以降、僕は活動の枠を広げる必要性を感じていたのです。
これまでは、病院などで健康保険や介護保険の枠の中で活動していました。
しかし助けを必要としている人は、保険の枠におさまらないくらいたくさんいるのが現状です。
「もっとたくさんのひとを助けたい」という願いを追求するには、保険の枠を出る必要があると思いました。
五島での開業を決意
僕が五島で整体院を開いた理由は、「五島列島の雰囲気がハワイと似ていたから」といったら言い過ぎに聞こえるかもしれませんね。
僕はこれまでの臨床経験の過程で、「もっとたくさんのひとを助けたい」という思いでさまざまな学びを続けてきました。
そのひとつとして、ハワイに古代から伝わっている伝統医療について学んでいたときに、ハワイのオアフ島と五島の福江島の形が似ていることに気がついたのです。
それが五島を知ったきっかけなのですが、それから数年してあるご縁から五島で働くことになるとは思ってもいませんでした。
五島で働いていた期間は、美しく透き通る海水や大海原に沈む夕日の美しさ、海を眺めながら走るすばらしさに心奪われ、次第に五島のとりことなっていきました。
五島で働きだしてから数年後、南米のウルグアイで理学療法技術の指導に行くことになりましたが、もうすでに五島のとりことなっていた僕は、帰国時にはもうすでに五島への移住を決めていたのです。
帰国後は、僕のもっている理学療法技術やさまざまな整体に関する技術を、できるだけ多くの人たちに提供したいという思いから、僕は医療という枠ではなく「整体」という形で開業することを決めました。
体に痛みを与えない整体で回復力を高める方法は、まさに「自然豊かな癒しの島」五島の空気になじんでいます。
美しい海を眺め、海に浸かり青い空のもとでゆったりと暮らしていると、「気がついたら健康になっている」状態を実感できます。
症状を抑えようとすると病気は増えていきます。
病気にならないカラダを作ると病気は治っていきます。
それが健康というものです。
僕の理想とする世界は、「多くの人が健康的な生活を楽しんでいる世界」です。
そのためには美しい自然に囲まれた五島の環境はうってつけだと思っています。
ハワイでは海のことを「浄化の海」と表現するそうです。
その浄化の海に囲まれた五島は、癒しの効果抜群といえるでしょう。
僕は、そのような癒しの効果を最大限に生かしながら、整体院を通してみなさまが自分本来の治癒力というものに気づけるようなきっかけを作っていきたいと考えています。