かわむら整体院です。

当院では、足先に関する不調を訴える方もたくさんいらっしゃいます。

今回は、そのような方が訴える症状について、原因を解説してみたいと思います。

 

足の構造

足を骨格で捉えていくと、足首の関節より先は「距骨(きょこつ)」「踵骨(しょうこつ)」「立方骨(りっぽうこつ)」「舟状骨(しゅうじょうこつ)」「楔状骨(けつじょうこつ;3個あります)」という小さなコロコロした骨がそれぞれの関節を構成しており、これらをまとめて「足根骨(そっこんこつ)」と呼んだりもします。

足根骨より先は、「中足骨(ちゅうそくこつ)」「基節骨(きせつこつ)」「中節骨(ちゅうせつこつ)」「末節骨(まっせつこつ)」という棒状の骨が、足の指の数だけ配置されます。

これらの骨組みの中で、楔状骨は足の土踏まずを構成するための要石のような存在になっており、特に第二楔状骨は足アーチの頂点として足の甲でひときわ高い部分に位置しています。

 

足の骨組みを補強し、適切な動きを出していくために、硬い結合組織であるじん帯や筋肉が関節をまたぐようにして配置されています。

 

痛みの起きる足先の部位

「足のつま先」とひとことで表現しても、痛みの出る部位によって原因がさまざまになってきます。

  • 足指の裏、指の付け根の裏
  • 母趾(第一趾)の外側
  • 第二趾の上側
  • 第二趾の付け根の裏側
  • 足裏全体
  • つま先の裏
  • 足指の間

 

以上のような場所に痛みがある場合、その原因は皮膚の感染かもしれませんし、皮膚が硬くなったことかもしれませんし、または骨格の変形によるものかもしれないということです。

 

 

足先の部位別原因解説

足先の問題で多いのが、ウオノメやイボやタコによる痛みかもしれません。

もしも足の裏が一部分硬くなっているようなら、その可能性があるかもしれないので、まずは皮膚科に相談されることをお勧めします。

なぜならこれらの診断次第によっては、ウイルスが原因のこともあるからです。

足指の間が痛い場合は、白癬菌(みずむし)感染に伴う痛みかもしれませんので、これも皮膚科に相談されることをお勧めします。

 

骨格的に痛みが出る場合もあります。

症例として多いのが「外反母趾」という第一趾の関節変形です。

この場合は、第一趾の先端が内側に変形し、そのため靴を履いている時に外側が当たって痛みを訴えることが多いようです。

外反母趾変形は、ハイヒールを長時間履くことが原因ともいわれることがあり、そのため女性で多い傾向にありますが、実は、ハイヒールを履いていなくても同様のことがおきるので、一概に原因を特定しきれません。

ただし、扁平足とはかなり高い確率で関連性がある傾向があります。

 

足の裏が痛い場合、足裏にある「足底腱膜」という筋肉組織の一部に何らかの損傷が起きている可能性があります。

このようなときは、歩いていて足の裏が引き伸ばされるときに「ピリッ」とした痛みが走るため、痛みがなくなるまでできるだけ足裏が伸びないように気をつけなければいけません。

 

その他の場合、いろいろなことが複合的に絡み合っている可能性もあるので、部位と原因を分離しながら丁寧に観察していく必要があります。

 

 

当院での整体例

実際に当院でおこなっている、ある方の整体例をご紹介します。

訴えの内容は、「足指の裏の痛み」です。

 

足を観察すると、土踏まずがひくいいわゆる扁平足の状態になっており、さらに第一趾が内側に入り込んで、第二趾の押し上げていました。

触れてみると、第二楔状骨周囲の関節可動性が悪く、舟状骨と第一中足骨・第一中足骨と基節骨の関節面も機能障害があり、第二中足骨と基節骨は大きくずれていました。

これらの関節機能障害は、当院での整体手法により改善されるのですが、皮膚面はまだ硬い組織が残り、痛みも残存しています。

これは長期間の足の変形からくる、皮膚面の硬化も原因になっている可能性があります。

さらに触れていくと、第二中足骨関節面の小さな骨も痛みの原因とも考えられるため、これらの状況を踏まえてイネイト活性療法での検査をおこないました。

イネイト活性療法は、反射機能を利用して、本人の自然治癒力を最大限に発揮させるために必要なことを調べていく手法です。

 

これによって細かな原因まで治癒力が発揮され、少しずつ改善の兆しが見えてきました。

どの程度のスピードで改善するかは、本人の治癒力や生活習慣との兼ね合いもあるので、本人次第になってくるのですが、改善の兆しが見えたことはいい兆候です。

 

同じような痛みのないようで別のケースもご紹介します。

こちらの場合は、長く立ち仕事をしているとか長く歩いているときに起きる足指の裏の痛みです。

運動や姿勢に関連していることから、骨盤のゆがみを確認したところ、腰仙関節面の関節機能障害がありました。

さらに探っていくと次のような関連性がでてきました。

  • 腰仙関節機能障害
  • ヒザ関節のゆがみ
  • ふくらはぎの血行不良
  • アキレス腱の過度な緊張状態
  • 足根骨のゆがみ
  • 足底腱膜の緊張による微細損傷の可能性
  • 足指を丸めることで足底腱膜の痛みを回避
  • 足指裏への刺激が長期間化することで痛みが出現

加えて立っているときの姿勢に重心の偏りがみられたため、イネイト活性療法もまじえた独自の整体をおこないました。

経過は良好で、ときおり重心の調整と骨盤の調整をするだけで痛みが出なくなっています。