かわむら整体院です。

肩が痛くてズボンを上げるのがきついという方がいらっしゃいます。

そのような状態について解説していきます。

 

肩のしくみについて

肩の運動をちょっと分解してみましょう。

肩は前後左右どの方向にも動くのがわかるでしょうか?

肩を構成する骨のひとつである「上腕骨(じょうわんこつ)」という骨の付け根が球のように丸くなっているからこのような自由自在の動きができるのです。

 

もちろん、この上腕骨の動きだけでなく、肩甲骨や肋骨・鎖骨などの動きも関係しますし、周りの筋肉やじん帯によるコントロールも必要になってきます。

 

この肩の動きをちょっと運動学的に分解すると次のようになります。

  • 前後方向の動き:屈曲と伸展
  • 左右の動き:外転と内転
  • 水平面での左右の動き:水平外転と水平伸展
  • 水平面上の動き:外旋と内旋

このうち、外旋と内旋というのは肩甲骨に対する上腕骨のひねり運動を現していて、肘を90度に曲げた状態で指先の動く範囲をみて測定します。

具体的には、外転90度の状態で指先が上を向く方向が外旋で指先が下を向く方向が内旋となります。

 

 

ズボンを上げる動作について

このように肩関節の動きを分解したとき、ズボンを上げる動作はどのようになるのでしょうか?

 

腰に手を当ててみるとわかりやすいと思います。

腰に手を当てた状態では、肩関節は「外転+内旋+伸展」の複合運動であることがわかりますよね。

つまりズボンを上にあげる動作というのは、腕を下におろした状態から「外転+内旋+伸展」方向に肩関節を動かしていることになります。

 

 

どこに着目するか?

このような肩関節の運動時に痛みが出る場合、「外転・内旋・伸展」のどこで痛みが出るかを分けていきます。

それによってどの関節や骨組みに問題があるのかが見えてきますし、かかわりのある筋肉やじん帯の硬さも分かってくるものです。

 

当院では基本的にストレッチは筋肉・じん帯・腱に負担をかけると考えているので、関節の動きを調整した後は、すべてイネイト活性療法により内部からの回復力向上を目指していきます。

内部からの回復力向上を目指すということはつまり、自分の力で回復していくように持っていけるので、本当の意味での健康体になっていくと考えるからです。

 

そのため、イネイト活性療法で原因部位を検出し、その原因部位にみけて回復力が行きわたるような整体をしていきます。

 

詳しくはかわむら整体院の解説をご覧ください。

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