かわむら整体院です。
五島列島では、毎年6月になると国際トライアスロン大会が開催されます。バラモンキングともいいます。
私はマッサージボランティアとして(選手ではありません;(^_^;))何度かお手伝いをさせていただきましたが、毎回、首の痛みを訴える方が多いことに気づきました。
その理由を、今回は説明したいと思います。
トライアスロン競技は
ご存知の方も多いかと思いますが、トライアスロン競技は
- スイム 3.8km
- バイク 180.2km
- ラン 42.2km
でおこなわれます。
*バラモンキングでは、距離の少ないパターンもあります。
昨年の記録では、10時間〜15時間でゴールしているようです(15時間以上は記録なし)。かなりの長丁場レースですよね。
ゴールした後のマッサージボランティアとしての役割は、主に体を冷やすこととカンタンなリラクゼーションマッサージなのですが、どうしても「もみほぐし」をしたくない理由がある私は、関節アプローチをおこなっていました。
参加者の中で、首の痛みを訴える方が多かったので、そこに関する骨格矯正をしていました。
首の痛みを訴える理由
聞き取りを行っていると、どうもバイクの姿勢が長時間のために痛くなっているようでした。
バイクは前傾姿勢を長い間とっている必要があります。さらにその姿勢で前方を見ていなければいけません。
これでは、首の筋肉に負担がかかるのは当たり前ですよね。
でも、それに加えてあることをすると、余計に痛みが長引くのです。
それは、首の揉みほぐしをすること。
こった状態の首の固い筋肉を揉みほぐすと、結果的に首の筋肉を痛めます。
それは筋肉細胞をぶちぶち引きちぎっているからです。
- 同じ姿勢を長い間とる
- 固い筋肉を痛めつける
この2点があれば、首が痛くなるのも当然ですよね。
対処法と予防法
ではどうすればいいのでしょうか?
カンタンにすぐに行える方法があります。
それは、肩回しをすることです。
首の土台である、肩周りの筋肉に柔軟性があれば、首への負担は軽くなります。
肩周りの柔軟性は、肋骨と鎖骨の動きの良さで決まります。
肘を曲げて肩を中心に回す。
肋骨と鎖骨が動くようにしっかりとゆっくり回す。
これだけで、首の土台である方の柔軟性が出てきます。
- バイクやレースの前の準備体操として
- バイクやレースの直後のクールダウンの最中に
試してみるのをおススメします。