かわむら整体院です。
2019年は平成最後の年ですね。
院長の川村は、例年通り元日に初日の出を拝みに行きました。
今回は、その時に起こった「肉離れ」とその後の自然治癒の経過について記していきます。
初日の出ラン
初日の出を拝む場所は、五島市の東端にある箕岳園地(みたけえんち)という小さな山の展望台です。
例年であれば往復とも走るのですが、初日の出を見るという都合上、往路は暗闇でのランニングになります。
そこで今年からは、安全面を考慮して復路のみ走ることにしました。
五島列島の当日の天気は、残念ながら曇りでした。
それでも初日の出の出てくる時間にしっかりとご挨拶をして、箕岳から走って帰る準備をしました。
箕岳からの帰りは、山道を下ることになります。
まだ体が十分に温まっていない状態にも関わらず、下り道で快調にスピードを上げていきました。
その後、県道に出て少しばかり上り坂を走っている時に、右足のふくらはぎになんとなく違和感を感じてきたのです。
ランニング中の肉離れ
走り始めておおよそ4km地点で、その違和感は確信に変わりました。
ふくらはぎが引きつってピリピリと痛み出してきました。
医療機関を受診してはいないのでなんともいえませんが、感覚としては「肉離れ」の状態ともいえそうです。
肉離れとは、筋肉細胞の損傷のことをいいます。
筋肉の細胞は、繊維状に組み合わさっているため、その損傷によって筋肉の正常な収縮ができなくなります。
さらに適切な修復がされないままこの損傷が長引くことで、筋肉細胞の修復に不具合が生じて、弾力性のある筋肉を保ちにくくなってきます。
結果として、肉離れは慢性的に再発しやすくなってきます。
なんとかごまかしながら走ろうとしましたが、痛みは強くなるばかりで、このままムリをすると悲し深刻なダメージを負いそうです。
残りの距離はまだかなり残っていたので、まずは関節の状態を確認することにしました。
関節機能障害があると、その分だけ筋肉に負担がかかってくるからです。
関節に明確な病変がないにも関わらず、関節に起因したさまざまな症候が現れることを、Mennellによって「Joint Disfunction」と定義されました。
この「Joint Disfunctuon」の邦訳が関節機能障害です。
そして、関節機能障害に対する明確なアプローチとして、関節ファシリテーション(SJF)という技術があり、熱意のある理学療法士や作業療法士によって日々研究が続けられています。
歩きながら僕は、腰仙関節、仙腸関節、股関節、膝関節、足関節についてSJF技術を用いました。
これによって関節の動きをスムーズにして、筋肉への負担を減らそうと考えたのです。
結果としてふくらはぎへの負担は減りましたが、一度いためてしまった筋肉細胞は修復を待つしかありません。
そこで追加として、イネイト活性療法をつかうことで筋肉の修復を促していきました。
それでもさすがに、すぐに走れるわけではありません。
あとは安静にして、自然治癒力が十分に働いてくれるのを待つしかないのです。
残りの距離は足をかばいながら歩いて帰ることになりました。
ガイアコットンを併用したエネルギー転換
帰宅後は整体ベッドを使って再度、SJFとイネイト活性療法を行いました。
整体ベッドにはガイアコットンを常備しているため、地磁気エネルギーを利用しやすいと考えているためです。
整体をした後にできることは、待つことだけです。
1月1日と2日は、トイレまで歩いて行くことすら厳しい状態でしたが、1月3日の営業日までには家の中であれば問題なく歩けるまで回復しました。
しかしまだ、走れるようになるには1ヶ月はかかると予想していました。
計画的なリハビリテーションの結果
ランニング復帰まで、僕がつくったリハビリテーション計画はおおまかに次の通りです。
- 受傷後1週間まで:イネイト活性療法と屋内移動のみ
- 受傷後1週間後から:軽いランニングとSJFおよびイネイト活性療法
- 受傷後4週間まで:ランニング距離を10kmまで伸ばす
結果は計画と予想を大幅に覆しました。
受傷後2週間で目標を達成したのです。
まとめ 自然治癒力を活性化させる要因
かわむら整体院では、整体技術として関節ファシリテーション(SJF)という骨格矯正技術と、イネイト活性療法という自然治癒力の活性化技術を使用しています。
その目標としているのは、お客さまがご自身のもつ自然治癒力を十分に発揮できるようにすることです。
今回は僕自身の整体経過をあえて出していますが、その内容は普段お客さまに提供させていただいている技術となんら変わりありません。
それどころか、自分自身への整体のため、いくぶん施術しにくい部分すらあります。
それでもこのような結果をもたらすには、それなりの理由があります。
それは、自然治癒力が働くのをしっかりと待つことができるからであり、必ず変化することを知っているからでもあります。
自然治癒力のレベルには個人差があります。
それでも生きている限り、だれにでも自然治癒力というものは存在します。
あせらずに自分自身の内なる力を信じることが大切ということです。