かわむら整体院です。
マラソンなどで走っていると、膝の外側からふくらはぎにかけて痺れたようになり、ほっておくとふくらはぎのけいれんが始まる、という方がいらっしゃいます。それも、ランナーには高確率で出会います。
そういう方の原因について説明していきます。
膝の外側がしびれる原因
まずは膝の外側のしびれです。
しびれるということは神経の刺激がなんらかの状態で入っているということです。そしてこういう場合、膝の周りに触れると、スジが「ピーーーーーン」と張っていることがあります。外側のことが多いですが、内側のこともあります。
その方の骨盤の状態をチェックすると、たいていゆがんでいます。
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逆に言えば、
骨盤のゆがみ
↓
膝周りのスジのつっぱり
↓
膝周りのしびれ
というつながりになるわけです。
まだ、しびれの原因まではたどり着きませんが、もしかするとこのとき神経が刺激されている可能性もあります。
ふくらはぎのしびれ
では、ふくらはぎのしびれはなぜ起こるのか?
ふくらはぎの感覚は腰椎の5番からでてくる神経と関係性がとても深いんです。骨盤のゆがみと腰椎5番との位置関係もとても深いつながりがあるので、骨盤がゆがんでいるとふくらはぎの神経が刺激されやすい状態であると言えます。
さて、ふくらはぎの筋肉は、実は膝の上にくっついています。ふくらはぎの感覚がしびれてくると、筋肉の緊張状態も適切に保ちにくくなります。
特に走っているときは常に筋肉が働いているので、神経につまりがあると、感覚のモニターと筋肉のコントロールのバランスが崩れてしまうんですね。
なので膝の周りもしびれたような感覚になってしまいます。
ランナーがケガを予防するには
走っていてこのようにしびれてけいれんまで起こってしまったら、筋肉を休めて回復を待つのが最善です。
*私はあるとき無理をしてしまい、自分でその場で関節の施術をしながら走りましたが、さすがに途中でけいれんの大波に飲まれてしまいました。そのあとはひと月以上も満足に走ることができなかったのを覚えています。
一番大切なのは予防です。
まずは股関節の「関節」を滑らかにして骨盤へ負担を軽くすること。
そして、膝の関節を滑らかにしてふくらはぎへの負担を軽くすること。
これを、レース前だけでなく、普段の練習でも取り入れておけば、常にパフォーマンスの良い筋肉を使うことができます。
股関節の動かし方も参考にされてくださいね。