かわむら整体院です。ときおり、「この痛みをすぐに治して欲しい」という相談を受けることがあります。残念ながら当院ではそのご希望にはお応えできません。その理由を説明します。
理由その1 「そもそも治せない」
「え?」と思うかもしれません。
かわむら整体院では、あなたが自分の力で治るためのお手伝いをしているところです。
そもそも「治す」ことができるところは、法律上医療機関だけです。整体院は医療機関ではないので、「治す」「治療」というようなことはできません。
あなたの訴えを聞き、その原因を探り、その原因があなたの力で解決できるようなアプローチをしています。
理由その2 「痛みを止めることは改善につながるのか?」
- 腰が痛い
- 肩が痛い
- 膝が痛い
- ◯◯が痛くて夜も眠れない
つらいですよね。早く痛みとはおさらばしたいですよね。
すぐに痛みをとってほしいですよね。
そのお気持ちはよ〜くわかります。
でも、ちょっと考えてみてください。
当院にいらっしゃる方は、たいていどこかで
- 痛み止めをもらった
- 電気治療をされた
- マッサージをされた
などのような経験をされています。
それでも良くならないから当院に来られています。
このようないわゆる「治療」では効果がなかったんです。
なぜか?
これらの方法は「消炎鎮痛」といいます。
つまり、「痛みを止める」治療です。
痛みの原因を改善するのではなく、痛みを止めるだけです。
感覚をマヒさせているだけです。
まれに、感覚がマヒしたおかげで、体が動きやすくなって、勝手に原因が改善されることもあります。
だから、痛み止めで良くなった、と勘違いします。
理由その3 痛みは体からのサイン
痛みが出るということは、なにか原因があります。
それは人間が本能的に持っている警報装置です。
体のどこかに異常があると、それを知らせるために痛みというサインを送ってくれるのです。
ちょっと周りを振り返ってみてください。
- 添加物だらけの食材
- おいしいスイーツ
- 運動をする時間がない
- 逆にクラブで体を壊すくらい運動をしすぎる
- 学校や仕事のストレス
私たちの日常生活の中には、いろいろと健康を害するものであふれています。
しかし、本来持っている「回復力=自然治癒力」で健康を保っています。
でも溜まりたまってきた不健康のタネはいつか自然治癒力の許容値を超えます。
それが体に異常をおこし、それを知らせるためにサインを送るのです。
このサインを放ったらかしにしておいて、痛みだけ取っていたらどうなるか想像してみてください。
理由その4 痛いところが悪いところ、とは限らない
さらに、肩が痛かったら肩が悪いのか?
といえば、そうでないことが多いようです。
骨格だけでみても、肩の痛みは肋骨や胸椎・頚椎・鎖骨の異常が原因であることがほとんどです。
そしてそれは、日常的な姿勢の影響もありますし、筋肉のつき方も関係してきます。
こういった視点でみなければ、根本的な解決につながらないということはご理解いただけると思います。
だからこそ、
痛みをすぐにとりのぞく
のではなく
痛みの原因にアプローチする
のです。
結果は、後からついてきます。
あなたの体とじっくりと対話する時間を作ってくださいね。
かわむら整体院ではそのお手伝いをさせていただいております。