かわむら整体院です。

 

先日、お客さまからご指摘をいただきました。

「続きは次回に」と書いてあってもいつまでたっても「続き」が出てこない、と。

 

大変申し訳ありません。

すっかり忘れていました(^_^;)

 

その「続きを読みたい記事」というのはコチラです。

首のヘルニアとは?

 

今回は遅ればせながら、ヘルニアの原因について説明させていただきます。

 

ヘルニアのおさらい

ヘルニアというのは、椎体の間にある椎間板が突出することをいいます。

 

と書いてもわかりにくいですね。

 

ヘルニアは、もともとは脱腸(だっちょう)の意味で使われていました。そけいヘルニアとかいうやつですね。

つまりは正常な位置からズレてしまうことをいいます。

 

背骨のあいだにある「グミ」のような「椎間板(ついかんばん)」が、正常な位置から飛び出た状態を椎間板ヘルニアといいます。

椎間板はコラーゲンのカタマリのようなもので、背骨どうしのクッションの役目をしているのですが、何らかの原因で飛び出てくるんですね。

それがそのうしろを通る「脊髄(せきずい)」を刺激したりすると、痛みが出たりマヒがおきたりすることになります。

そしてこれが悪化すると、脊髄にキズを作ってしまいそのキズの部位から下方で重いマヒ症状が残ってしまうんです。

 

椎間板が出てくるしくみ

ではなぜ、椎間板が出てきてしまうのでしょうか?

 

その原因には次のようななことがいわれています。

  • 老化現象
  • 椎体(セボネ)の間での圧力関係
  • 椎体の傾き
  • 椎間板の水分減少など性質の変化

 

椎間板の問題でいえば、グミ状だったものがカサカサになったり、性質が変化して弾力性がなくなることで元の位置からズレるようなことが起きます。

背骨の問題でいえば、関節のズレや変形によって椎間板にかかる圧力に偏りが出ると、「スルッ」と飛び出てくることが起きます。

 

なぜそうなるのか?

椎間板に関しては「老化現象」で片付けられることが多いのではないでしょうか?

水分の保持が難しくなると、コラーゲン繊維が固くなります。これを現代医学では「老化」と呼ぶそうですが、本当にそれで片付けていいのかというギモンが残ります。

 

すべての細胞は新陳代謝をおこなっており、適切な新陳代謝は椎間板にも起こる可能性があるからです。

 

椎体(せぼね)のズレに関しては、姿勢の影響、過去のケガの影響、内蔵の偏り、というものが関連してくることが多いです。

 

予防策について

コラーゲンが足りないならそれを補うサプリメントを飲めばいい、という話になりそうですが、ことはそう簡単ではありません。

 

薬にしてもサプリメントにしても、服用したものがその成分のまま適切な部分に届く保証はないからです。

お腹に入ったものは腸を通して吸収され、いちど肝臓で細かな分子に分解されます。

そこから栄養が必要なところに血管を通して送られていきます。

 

椎間板にコラーゲンが足りないからといって、肝臓からちゃんとコラーゲンが送られているのであれば普通の食事からも送られてくるはずです。

サプリメントで補充したからといって、補えるかどうかは不明なんですね。

 

では椎体(せぼね)のズレを減らせばいいのか?

ということになりますが、この場合、セボネを牽引(ひっぱる)しても効果は牽引している時だけにとどまります。

 

適切に関節のズレを矯正していく必要があるということです。

 

骨格や関節の矯正については高度な技術が必要なので、くわしくはかわむら整体院までご相談ください。