院長

かわむら整体院です。肩が痛くてあがらない、夜間にうずいて眠れない、と悩まれて来院される方がいらっしゃいます。こういう場合、何が起きているのかを説明します。

 

肩のうずき

肩の関節はたくさんの骨の組み合わせて成り立っています。これらの骨がスムーズに動かない時、関節面の動きがぎこちなくなって、骨同士がぶつかり合うことがあります。

このぶつかり合いが長く続くと、慢性的にどこかを傷つけることになって、安静にしていても痛みが出ます。

これが「うずき」となって現れてくるんですね。

 

肩を動かすメカニズム

手を上げようとすると、上腕骨(じょうわんこつ)と肩甲骨(けんこうこつ)が主に動きます。そのほかに関与する骨は

  • 肋骨
  • 鎖骨
  • 胸椎
  • 頚椎

といった多種の骨が動いてくるわけです。

肩の動き始めは、上腕骨が肩甲骨に近づきます。それによってスムーズな関節運動が起きるのですが、この初動でちゃんと近づかないことがあります。

それがぶつかり合いにつながってくるんです。

 

初動がうまくいかない

初めの第一歩がうまくいかないと、他の骨もぎこちない動きになります。結果として関節の動きが悪くなり、肩の痛みが新たに出てきます。

初動がずれる原因は

  • 筋肉がちゃんと働かない(傷があったり循環が悪かったり)
  • 頭が防御態勢に入ってしまい、悪い動作が癖になっている
  • 肩甲骨がずれている
  • 上腕骨がずれている
  • 他の関節面の動きが硬い

など、さまざまなことからおきてきます。

これらは直接的な原因ですが、そのさらなる原因も出てくることがあります。

そこまで解決できて初めて「根本解決」といえます。

 

やみくもに、肩が痛いから「はい。筋肉の損傷ですね」

だけでは済まないわけです。

 

手の置き場を変えてみる

自分でできる対処法があります。

寝ているとき、手の位置を変えてみることです。

肩がうずいているということは、常にどこかがぶつかっている可能性があります。

まずは、骨のぶつかり合いを軽減させてみましょう。そのために

  • タオルを脇の間にはさむ
  • タオルを腕の下に置く
  • 横向きの時はクッションを抱っこする

など、試してみるといいでしょう。

 

そのうえで、骨格を整えたり、神経のつまりを解いて回復力を高めるようにすれば、痛みは少しずつおさまっていきます。

詳しいことは

かわむら整体院までどうぞ。