かわむら整体院です。
ひざに力が入らない、ひざから下が冷たい、とお悩みの方がいらっしゃいます。
そういった方々は、ほとんどの場合「ひざが悪い」と考えてしまうようです。
今回は、その考えとはまた違った視点で原因を解説していきます。
ひざの構造
ひざというのは、骨組みでいえば3つの骨で構成されています。
- 太ももの骨(大腿骨)
- スネの骨(脛骨)
- おさら(膝蓋骨)
脛骨の脇には腓骨という細い骨が寄り添っていますが、この骨はどちらかといえば足首に関係するのでここでは除外します。
ひざは曲げ伸ばしをする関節です。
単に曲げ伸ばしの動きをするだけでなく、ひねりながら曲げ伸ばしをしている特殊な動きをします。
それによって、ひざを伸ばした時にしっかりと関節がはまるようにできているんですね。
ひざの周りには、太ももの筋肉やスネの筋肉が前後左右にくっついて、ひざの運動に関わってきます。
さらにひざには、じん帯という筋や関節包という硬い繊維で守られています。
これらの骨、筋肉、じん帯などはすべて、神経によって脳と情報のやり取りをしており、また、血管によって栄養のやり取りをしています。
神経の関わり
ひざに関係する神経は腰部分の神経(せきずい)から出発しています。
腰の部分のせきずいが束になって坐骨神経を作り、骨盤内を通って足全体に行き渡るのです。
このことはつまり、腰とひざは関連していることを表しています。
血管の関わり
ひざに関係する血管もまた、腰と関わり合いがあります。
心臓から送られてきた新鮮な血液は、お腹の中を通り骨盤のあたりで左右に分かれ、足の付け根(鼠蹊部)を通って足全体に行き渡ります。
骨盤の状態と足全体の結構には関わりがあるということです。
もとの原因部位はどこにあるか
ひざに力が入らない場合、もちろんひざの故障があることを考える必要があるでしょう。
しかしひざに問題がない場合、実は腰のほうに問題があることが考えられます。
というよりも、僕の臨床経験上、腰に問題がある方の方が圧倒的に多いです。
さらに付け加えるなら、腰の問題を起こすそのさらに奥の理由もでてきます。
その場合は、イネイト活性療法でなければ原因追求はできません。
イネイト活性療法というのは、反射機能を利用して原因を突き止め、その部位に人が本来持っている自然治癒力を行き渡らせる方法です。
興味ある方はお問い合わせください。