かわむら整体院です。

「足のうらに何かがついているような気がします」

「確認しても何もついていないんです」

という訴えで来院される方がいらっしゃいます。

付いている気がするのは、ガムテープだったりゴミだったりしますし、平地を歩いているのにゴツゴツしている地面を歩いている気がする、という場合もあります。

確認しても何もないのでとても不思議ですよね。

 

もちろんお化けの仕業ではありません。

 

その原因について骨と神経の関係から解説していきます。

 

足のうらに関係する神経

足のうらに何かがついている気がする、ということは、足のうらに関係する神経になんらかの異常がある可能性があります。

私たちの体には、すみからすみまで神経が行き渡っていて体の状態を常に監視しています。その監視状態はあらゆる感覚として私たちが認識できるように脳に送り込まれます。

それが五感というもので、触覚、味覚、嗅覚、視覚、聴覚に分類されるのはあなたもご存知だと思います。

「何かがついている気がする」というのは、このうちの「触覚」が関連しているはずです。

 

触覚は、皮膚に触覚を検知する装置があり、その装置が刺激されると電気信号となって末梢の神経に伝達されます。伝達された信号は末梢神経から背骨や骨盤にある「せきずい」に伝達され、脳に送り込まれます。

脳は、送り込まれた刺激と過去の記憶とを照らし合わせて、その刺激の正体を認識します。

 

ゴミがついていなくてもゴミがついていると脳が認識してしまうということは、これらの経路の中に何かの原因があるということです。

 

 

骨のズレと神経の刺激

どこかに原因があるのですが、ここでは骨のズレと神経との関係について説明してみます。かわむら整体院に来られるほとんどの方には、骨のズレが関係している傾向にあるからです。

「せきずい」という背骨にある太い神経とつながっているのが末梢神経で、末梢神経は先ほど説明したように体のすみずみまで行き渡っています。

末梢神経は、個人個人でデタラメな配置をしているわけではなく、基本的に体の部位と、末梢神経が出てくる部位とは一致しています。

 

たとえば、足でいえば腰にある「ようずい」や骨盤にある「せんずい」とつながっている末梢神経が密接に関わってきます。

足の裏は特にせんずいの1番や2番の神経と大きな関わりがあります。

 

この「せんずい」というのは、骨盤を構成する骨である「せんつい」の中を通る神経のことで、ここから出てきた末梢神経が足のうらに到達するということです。

 

さて、ここで骨と神経の関連性がやっとでてきました。

ここからはどのような関わり方になってくるのかを見ていきます。

 

 

関節から考える

「せんつい」という骨は、「ようつい」や「ちょうこつ」という骨と隣り合わせになっています。骨と骨のつなぎ目を関節といい、それぞれ、「ようせん関節」「せんちょう関節」といいます。

かわむら整体院では、これらの関節の動きをとても重要視しています。

なぜならこれらの関節の状態が良くないときは、腰回りや股関節周り、ひざ関節周りの筋肉によけいな緊張をもたらすからです。

 

筋肉によけいな緊張を与えるとどうなると思いますか?

 

そうですね。

神経によけいにな刺激を与えることになります。

これが関節に原因があるときの、「足の裏の感覚」となってくるのです。

 

 

関節以外から考える

もちろん、関節以外に原因が見つかることもあります。

骨そのものになんらかの異常があればそこから出てくる神経を刺激するかもしれませんし、皮膚に異常があればそもそもセンサーに問題が出てくるかもしれません。

そういう場合は、イネイト活性療法で検査しているのが当院の方法です。

イネイト活性療法については、他のページで解説しているのでそちらをご覧ください。

イネイト活性療法について