五島列島のかわむら整体院です。
ふと気づいたら、いつのまにか手を上に上げるときに肩が痛くなっていた。そして、その痛みがだんだんひどくなり、ついには寝ているときにも疼くようになる。どこで診てもらってもいっこうによくならない。
そんな悩みを持ったことはありませんか?
今回のテーマは「五十肩」あたは「四十肩」についてです。
肩の仕組み
肩についての詳しい仕組みは、「頭や首にまつわるお話」や「肩にまつわる骨組みの話」も参考にしてください。
手をあげるときに中心的役割をする関節が「肩」です。肩とひとくちに言っても、肩甲骨(けんこうこつ)、上腕骨(じょうわんこつ)、鎖骨(さこつ)、肋骨(ろっこつ)、頚椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)というたくさんの骨が複合的に働くことでなりたっているとても複雑な関節なんですね。
複雑な関節だからこそ、私たちの体は機械よりも正確に制御する必要があり、それができてしまうところが人間の素晴らしいところです。
肩の仕組みが働かなくなる
このような精巧にできている私たちの体ですが、ある原因でその精密さが途絶えることがあります。
それが生活習慣(実は女性ホルモンも関与もありますが)です。
- スマホを片手で足を組んでいじっている
- 片肘をついて勉強している
- つねにほお杖をついている
- 噛み合わせが悪い
- 荷物は片方の肩にかけている
- 腰(ヒザその他の関節)が痛いのを我慢している
- 水分が足りない
- おしっこが出にくい
- 胃の不快感が続いている
- 背中がいつも冷えている
考えれれる原因はまだまだあります。あなたが生きてきた年月だけ、あなただ培ってきた生活習慣があるからです。
生活習慣は人生の集大成
もちろん、あなたの生活習慣が悪いわけではありません。あなたの人生そのものが集約されてきたものだからです。
ただ、「痛み」を体からのサインと考えたとき、そのサインにちゃんと応えてあげる必要があると思います。体とのコミュニケーションですね。
肩の痛みは、さきほどの骨格のゆがみが原因かもしれないし、それいがいのところの異常を知らせてくれているかもしれません。
たまにはカラダの声を聞いてみるのも必要だということです。
骨格を意識した予防法
もしも原因が姿勢や骨格のゆがみにあるのだとしたら、ご自分でできる予防法があるのでご紹介します。
簡単です。
先ほどの骨がちゃんと動くようにすればいいだけです。
*痛い時は無理に動かさないように、痛みのない範囲でおこなってくださいね。
- 肩をまわす:肘を曲げて鎖骨が回るようにゆっくり大きく
- 首をまわす:首だけを動かしてゆっくり右・左をみる
- 体をひねる:首を固定して上半身を左右を見るようにゆっくりひねる
これだけです。
ポイントは、
- ゆっくり
- おおきく
- 呼吸を止めず
- 痛みのない範囲で
です。
お試しください。
動画でもご紹介しておきますね。