かわむら整体院です。
今回は骨盤のゆがみとその原因というものについて説明していきたいと思います。
骨盤のしくみ
腰や骨盤についてはこちらのページにも詳しく解説しているので参考にしてください。
骨盤は左右に広がる両翼となる「腸骨(ちょうこつ)」と中央に位置する「仙椎(せんつい)」でできています。
背骨を伝ってきた上からの重さは、腰椎(ようつい)を介して仙椎(せんつい)に伝わり、そこから仙腸関節(せんちょうかんせつ)を介して腸骨(ちょうこつ)へ移動して両足から地面へと流れていきます。
このように重力の通り道として、骨盤はとても重要な役目を持っているんです。
骨盤のゆがみとは
力の伝わりぐあいからとても大切な骨盤ですが、それだけ負担もかかってきます。その負担の大きさや期間によっていろんな関節面にゆがみができてきます。これらを総称して「骨盤のゆがみ」というんですね。
なので、もしあなたがどこかの治療院などで
「あなたの痛みは骨盤のゆがみからきています」
といわれたら、
- 骨盤のどこの関節がどうなっているのか?
- それによってどのように痛みが起きているのか?
- そもそもなぜ、骨盤がゆがんでいるのか?
をちゃんと質問しましょう。
それに応えてくれるところは、それなりに骨格について理解しているところだといえます。
ただ、最後の「なぜ、骨盤がゆがんでいるのか?」 だけは、特別な検査でなければわかりません。
骨盤がゆがむ原因
では、なぜ骨盤はゆがむのか?
さきほど「負担がかかっている」といいました。
その負担とは、転んだ、ぶつけた、重いものを持った、スポーツのクセ、長年の姿勢、手の使い方、スマホを使う時の姿勢といった機械的な刺激のこともあります。
でも、もしかしたら、小腸や大腸の炎症、肝臓の疲れ、肺の循環システムの異常、ホルモンバランスの乱れ。。。などなど内臓の負担が骨盤に影響していることもあります。
さらにいえば、脳脊髄液の流れ方、仙骨後頭骨バランス、脊髄の冷え、大脳辺縁系の膨張といったものが筋肉の緊張バランスを崩し、関節面のゆるみを引き起こし、骨盤の状態が保てなくなっているのかもせれません。
これは特別な検査をしなければなかなか見つからないものです。
しかし、「身体の痛みが、身体からの不調のサイン」だとしたら、根本解決をしてほしいと、身体は求めているはずです。
その声を無視しないように、ご自愛くださいね。