かわむら整体院です。
ひざが痛いとき、病院に行くと「軟骨がすり減っていますね〜」「膝の骨が変形していますね〜」「トシですからしかたないですね」と言われたことはないでしょうか?
こういうとき、いったい何が起きているのかを説明していきたいと思います。
ひざの構造
膝(ひざ)という関節は、大腿骨(だいたいこつ:ひざの上の骨)、脛骨(けいこつ:ひざの下の骨)、膝蓋骨(しつがいこつ:ひざのおさら)でできています。この3つの骨が、ひざが動くときに「絶妙に」滑らかな動きをしているんです。
ひざは曲げたり伸ばしたり、という運動をしますよね。このとき、膝蓋骨が上下に動いて、脛骨は大腿骨に対してねじれを伴って転がりながら滑っていきます。この動きが制限されたときに、「痛み」となって現れてくるわけです。
なぜ痛くなるのか?
原因はさまざまです。
- 骨や軟骨、
- ひざの中の半月板やじん帯、
- ひざの外側や内側の筋肉(スジ)
などが関係しています。
骨の変形や軟骨のすり減り
変形性ひざ関節症という言葉をご存知でしょうか? 加齢、荷重、その他の原因によってひざに関係する骨の形が変わっていく状態です。
骨の先端は「軟骨」という滑らかなもので覆われているのですが、これが何らかの原因ですり減ってくることがあります。それによって関節面の滑りが悪くなり、「ゴリゴリ」という感じで動くようになると痛みとして現れます。
これらは、病院に行くと、たいていはレントゲンで確認されます。
ひざの中の半月板やじん帯
方向転換を頻繁に行うようなスポーツをしていると、こういった組織に負担がかかってきます。それが限界を超えると、じん帯損傷、じん帯断裂、半月板損傷のような状態になってしまいます。
じん帯がダメージを受けると、ひざの動きを正常に保てなくなるため、動くときに痛みが出ることがあります。半月板はひざの動きの伴って、滑らかさをサポートする役目があるのですが、これもダメージを受けると、サポートどころか逆にそれが関節の引っ掛かりになることがあります。
ひざの外にあるスジのつっぱり
実はひざの痛みを訴える方に多いのが、ひざの中の痛みというよりは外側または内側の痛みです。そういう方の太ももの筋は、外側か内側が突っ張っています。
こういうつっぱり状態は、関節や骨に負担をかけるため、先ほど説明した骨の変形や軟骨の状態半月板の動きなどに影響を与えます。実際、そのスジのつっぱりを解除すると、ひざの痛みがなくなることがよくあります。
ひざ以外の原因
このスジのツッパリというのは、骨盤がゆがんでいるために起こるものです。骨盤のゆがみを起こす関節面の動きの悪さが原因となります。
問題はその骨盤のゆがみがなぜ起きているか?
そこが一番需要なポイントです。
- ひざが痛くて姿勢が崩れた?
- もともと姿勢が悪い?
- 他の原因がゆがみを作っている?
こういったことまで調べる必要があると私は考えています。
「トシのせいですね」
とは説明したくない、そういう想いでかわむら整体院を開いています。