かわむら整体院です。
肩が痛いときの原因として一番に考えやすいのは「肩の関節が固い」ということですよね。
肩の関節が固いのに「ムリに」動かすことにより、肩に負担がかかり痛くなるということです。
その「肩の固さ」ですが、固さをしらべる目安として、「後ろで手を組めるかどうか」をテストする方も多いかと思います。
後ろで手を組んで、手がつくかどうかをテストする方法です。
実際テストをして固ければ、いろいろな対処法があるかと思います。
一番に思いつくのは、「肩甲骨周りのストレッチ」かもしれませんね。
今回は「後ろで手を組めないとき」の、かわむら整体院での代表的な対処法についてご紹介します。
後ろで手を組むときの肩の動きについて
まず、背中に手を回して後ろで手を組むときに「肩関節」がどのように動いているのかを説明します。
後ろで手を組むには、片手は上にあげ、もう片方は下にさげますよね。
それを肩関節に着目すると、次のような動きの違いが出てきます。
- 上にあげた側:上に挙上・外に開く・外側にひねる
- 下にさげた側:下に伸ばす・内に閉じる・内側にひねる
これに肘の屈曲(曲げること)・前腕回外・手関節掌屈が組み合わさることで、「後ろで手を組む」という状態が完成します。
肩の動きを阻害するもの(骨格の視点)
このような肩関節の動きを阻害するのはなんだと思いますか?
やはり「肩甲骨」でしょうか?
そのまわりの「筋肉」でしょうか?
その答えは当たってはいますが、実は十分ではありません。
肩甲骨の動きを阻害している原因や筋肉を固くしている原因がまだあるからです。
骨格矯正の視点で考えれば、この場合のキーポイントは「肋骨」になります。
肋骨と背骨や胸の骨で作られる「関節」の動きが悪くなると、肩甲骨や筋肉に影響してきます。
実際の施術例
ここまでの基礎知識を踏まえた上で、実際に肩が固いモデルを例に施術しています。
まず、「施術前」の状態をテストしました。
約10cmの開きがあるようです。
この方に対し、「肋骨」に関係する関節を施術します。
少し醜い部分もありますが、手の感覚が狭くなっているのがわかるかと思います。
ただまだ十分ではないので、「内部アプローチ」でさらに奥深くの原因を探ってみます。
すると内臓の偏りを検出することができました。
施術後は次のように変化しています。
施術前と比べるとかなりの変化が出たのがお分かりかと思います。
ここまで約5分の結果となりました。
この一連の流れは動画でも見れますので是非とも確認してみてください。