2019年5月1日から、日本では元号が「平成」から「令和」となります。
令和の由来や意味については、政府発表や学者の方々による解説で詳しく述べられているのですが、ここでは当院での整体基本である「自然治癒力」という視点から「令和」を見ていきたいと思います。
令和という漢字の持つ意味
「令」には、「麗しい」とか「高貴な」という意味があるそうで、なんとなく今いるレベルよりは高いところに存在する何か、というようなイメージを持つかと思います。
そして「和」には、「平和」とか「和やか」というような優しい感じを受けますし、「加える」とか「統合する」という意味合いも持っていますよね。
この二つの漢字が組み合わさることで、私としては「さまざまなものが合わさって高い視点に立つ」というようなイメージが出てくるのです。
それは、「陰極まって陽に転じ、陽極まって陰に転ずる。陰陽合して太極となす」というような五行の教えや、ドイツなどの哲学における「テーゼ」と「アンチテーゼ」が相まってアウフヘーベンとなるという考えをもとにするイメージです。
いわば、「二項対立の状態が統合することで、ひとつ上の視点で物事をとらえること」という感じともいえます。
ちなみにですが、プラスとマイナスが合わさるとゼロ(つまりレイ)いなるというのも、言葉遊びみたいですが面白いですよね。
意識の五階層
「二項対立を統合させる」という考えをわかりやすくするには、次の図で示すような意識の五階層という考え方がとても役立ちます。
意識の五階層とは、意識の状態を「意志」「結合」「精神」「情動」「生命」という階層に分けて、それぞれの階層ごとにあるすべての項目を網羅する考え方です。

この図を簡単に説明します。
生命の階層(レベル)では、自律神経の働きや感覚の働きをイメージするといいかもしれません。
自律神経によって交感神経と副交感神経のバランスがとれることは生命活動で大切ですし、感覚の働きにおいても、快と不快の間のちょうどいいところが生命エネルギーのバランスをとる上で大切です。
どちらかに偏りすぎているとどこかで体に変調をきたすということです。
生命レベルでバランスが取れた状態を「億」といいます。
情動の階層でも同様です。
私たちは日々様々な感情を持って生活していますが、たとえば好きという感情だけでは生きていけませんし、嫌いという感情だけでも生きていけません。
どちらかに偏ると、その下の階層である自律神経の働きが乱れ、生命活動に影響してきます。
情動レベルでバランスの取れた状態を「効」といいます。
このように考えていくと、先ほどの図でいういろいろな階層において、両極端のところではなくバランスの取れた状態こそが健康的に生きていくために必要なことであると見えてくるのではないでしょうか?
精神の階層では「真」の状態、結合の階層では「道」の状態、そして意志の階層では「空」の状態がバランスの取れている状態であるといわれています。
二項対立を統合させるという視点でいえば、それぞれの階層ですべての要素が「和」の意識を持つことによって、そのひとつ上の階層の視点で物事をとらえることができることに結び付くわけです。
- 生命の階層にあるもろもろを「和」すれば、情動の階層に立つことができる
- 情動の階層にあるもろもろを「和」すれば、精神の階層に立つことができる
- 精神の階層にあるもろもろを「和」すれば、結合の階層に立つことができる
- 結合の階層にあるもろもろを「和」すれば、意志の階層に立つことができる
意志から整えていく
逆の見方をすれば、上の階層が整っていれば、それより下の階層は整いやすいともいえます。
感情が乱れていれば心臓の鼓動は波打ちますが、感情が静まっていれば鼓動も静まりますよね。
私たちは普段からそれがわかっているはずです。
ある有名な言葉に次のようなものがあります。
意識が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人生が変わる
・・・・・・
これは「意識の持ちようによって私たちの生活はいかようにも変えることができる」、ということを教えてくれています。
自然治癒力について一番体感しやすい「生命の階層」を整えるための近道は、それに見合うだけの「意志」を発することが大切である、ということです。
適切な意志を発することで、意識が変化し、カラダの仕組みも変化するのだと考えています。
私たちが本来持っているはずの自然治癒力というのは、カンタンにいえば「健康で生きていくために自然に調整する能力」といえます。
この「自然治癒力」の働きは、「思い込み」や「習慣」「感情」「思考」というものによって影響されてきます。
- カゼをひいているのに仕事に行く
- 痛みがあるのに薬を飲んでごまかす
- 薬以外では治るはずがないと思い込む
このようなことが続くと、自然治癒力の働きは弱まっていきます。
しっかりとカラダの変化に対応して休む必要があるのです。
当院では、小さいお子さんの方が自然治癒力を発揮させやすい傾向があるのですが、この部分と関係しているのはないかと考えています。
令和の時代にロゴストロンを活用する意義
「意志」を発することに関しては、「言霊学」や「ロゴストロン」を参考にするのがいいかもしれません。
ロゴストロンというのは、NETEN株式会社(旧ロゴストロン株式会社)が開発した、言語周波数の発信装置のことです。
言霊学を科学的に研究しているロゴストロンの開発者たちは、意志が現実化するためのプロセスを次のように解説しています。
言霊 → 情報 → 意志 → 意識 → エネルギー → 物質
言霊が情報場に作用することで意志が生まれ、それが意識となってエネルギー化し、エネルギーを元にして現実が起きる、というプロセスです。
このプロセスの通りに言霊を操作することによって現実が変わるのであれば、先ほどの「意識の五階層」における上の階層からのアプローチで自然治癒力の働きを活性化させることができるかもしれません。
ではどのように言霊を操作するのでしょうか?
それは確たる科学的証明はないようですが、どうやら量子場脳理論というものと関わりがあるらしいです。
私たちの生活している世界は、さまざまな健康情報が溢れています。
そのどれもがすばらしい効果をもたらすのかもしれませんし、そうでないかもしれません。
それと同様に、さまざまな病気情報も溢れています。
このような情報に普段から接していると、ある種の「思い込み」が脳の記憶場に量子レベルで蓄積されていきます。
また、どれかに優劣をつけたり、善悪を決めつける習慣は、その階層の中でぐるぐる回っているだけでいつまでたっても上の階層にたどり着けません。
いかにして「和」を作りより高い階層に意志を発するかが、自然治癒力を発揮させて健康に生きていくためには必要なことだと思います。
この視点こそが、令和という時代にふさわしいのではないでしょうか?
そうはいってもなかなかそのような意識を24時間365日持ち続けるのは難しいかもしれません。
そこで活用したいのがロゴストロンという言語周波数を発信する装置です。
人間の意識では途切れがちな「意志の発信」を装置が休みなくおこなってくれるわけです。
かわむら整体院では、このような理由から院内でロゴストロン製品を使用しております。