こんにちは。院長の川村です。
かわむら式整体では、内部アプローチのひとつとしてレイキを活用しています。
今回は、その「レイキ」について解説していきます。
レイキの考案者【臼井甕男(うすいみかお)】
レイキとは、慶応から大正にかけて生きた臼井甕男(うすいみかお)氏によって考案された民間療法のひとつです。
レイキの体得には次のような伝説が残されています。
臼井氏が「人生の目的」を探求するために、京都の鞍馬山というところで命がけの修行をしていた時でした。
修行の限界も近づき、「もうこれまでか」と生命の危機に接しているとき、身体中にある種の衝撃が響き渡り意識を失ったそうです。
気が付いた時には、身体中に特別なエネルギーが満ち溢れているのを感じたそうで、その力を人を癒すために使ったのが始まりでした。
その手法を「臼井靈氣療法」と呼んだそうです。
臼井靈氣療法は広く民間に知られるようになりましたが、霊能力の一種として次第に日本社会から遠ざけられるようになりました。
その後、臼井靈氣療法を学んだ弟子が海外移住したきっかけで、世界中で知れらるようになりました。
今現在、日本で知られているレイキは、海外から逆輸入の形で広まっています。
レイキとアチューメント
臼井靈氣療法は「レイキ」として海外で広まった後に日本に「靈氣」として逆輸入されました。
僕が理学療法の技術指導をするために南米のウルグアイにいたころは、ほとんどの人が「レイキ」ということがを知っていましたし、街中でレイキ整体院のような張り紙を見たこともありました。
理学療法技術のひとつである関節ファシリテーション技術を高度におこなうと、ほとんど関節を動かすことなく手を当てているように感じるのですが、そういう場合は患者からよく「セニョール川村はレイキでもやっているのか?」と尋ねられることもありました。
(もちろん病院での技術指導でレイキは使いません)
日本で靈氣を普及させている団体として、「日本靈氣療法協会」や「直伝(正式には旧字体)靈氣研究会」「日本レイキ協会」などがあるようで、レイキを使ったヒーラーになるためには、それぞれの団体から「アチューメント」と呼ばれる奥義伝授を受ける必要があるといわれています。
僕自身、これらの団体に所属したことはなく、これらの団体からアチューメントを受けたことがないため詳しいことは不明ですが、アチューメントを受けるためには、それぞれの段階に応じた講習を受けることが必須のようです。
僕は石原先生という有名な鍼灸師から、レイキを教わりました。
石原克己先生から伝授されたレイキ
石原先生は、高名な鍼灸の先生で、言霊学を伝える白川学館の学びの中でその存在を知り得ました。
直接お会いしたことはないのですが、整体関連の教材でたまたま石原先生によるレイキ伝授の機会を得ることができ、オンラインで受講しました。
石原先生は、「いまのデジタルの世の中であれば、レイキ伝授くらいオンラインで可能である」とおっしゃっておられ、僕自身もその意見にとても共感できたために不安感なく受講できました。
こういうときは、不信感がなければないほど、素直であればあるほど、レイキの感覚を受け取ることができるものです。
石原先生の誘導にまかせているだけで、宇宙との一体感を感じることができたのを今でも覚えていますし、その感覚をいつでも再現することができます。
レイキを実感する簡単な方法
臼井甕男氏が考案した「レイキ」は、手を当てるだけのとてもシンプルな方法です。
その原理を説明するのはとても難しいですが、自然エネルギーを流しているのかもしれませんし、シンボルといわれるものが一種のコトダマとなって自然治癒力に作用しているのかもしれません。
レイキは、受け手が無であればあるほど実感しやすいと思われます。
なので、植物や食物には効果てきめんです。
一番わかりやすいのは「水」でしょうか。
コップの水にレイキシンボルのひとつである「チョクレイ」を当てるだけで水の味が格段と良くなります。
臼井甕男氏による健康のための5原則というものがあります。
これを心に秘めて一日を過ごすのもいいかもしれないですね。
「今日丈は 怒るな 心配すな 感謝して 業をはけめ 人に親切に」