こんにちは。 かわむら整体院です。
寒くなってくるとまわりでカゼを引いている人が増えてきますよね。そんな時の予防法について説明していきます。
カゼの正体
「カゼ」とひとくちにいっても、その正体は実はわかっていないことが多いようです。みなさんご存知なのが「インフルエンザ」ですが、これは病院ではカゼとは区別しているようですね。原因がしっかりわかって診断名がつく、のでなければ、「いわゆるカゼ」として扱っているのが実情です。これは実は、「いわゆる腰痛」と同じような感じです。
なので、カゼといっても、原因が細菌(バイキン)によるものなのかウィルスによるものなのかで対処法が違ってくるはずなんです。でもたいてい、「カゼ薬」が出てきます。病院でも薬局でも。あれは、セキや発熱、痛みなどの症状をやわらげ、カラダの負担を軽くして自分が本来持っている治癒力を最大限に生かそうという目的を持っているのです。
カゼに効く薬はない
だから、カゼは薬で治しているのではなくて、自分の治癒力で治しているんです。実は「カゼを治す薬」というものは存在しないんですね。インフルエンザで効果のあるといわれている「タミフル」もインフルエンザウィルスを「死滅させる」のではなく、「増殖を抑える」から治ったように感じるわけです。
なんでもかんでもむやみに薬を飲むのは、本当は良くないんですよ。副作用もあるし。だから医師のいう通りに飲むことが大事なんです。
さて、カゼを治すのは本当は自分自身だ、ということはお分かりかと思います。なので、カゼの時は薬を飲んでごまかして動き回るのではなく、しっかり休まなければいけないんです。カラダを休ませた分、免疫システムがしっかり活躍して、バイキンやウィルスと戦ってくれるんですね。
カゼの予防法
よくいわれている「てあらい」「うがい」は本当に効果てきめんです。マスクの効果はいろいろ説がありますが、私は効果あると思っています。
てあらい
手を洗うことで余計なバイキンが流れていきます。ただ、殺菌作用のある石鹸を使ったからといって、手が清潔になるわけではありません。抗菌作用のある一部の石鹸がアメリカで販売禁止になったことからもわかるように、副作用の方が大きいこともあります。流水と石鹸で手をまんべんなく洗う方が効果的なので習慣にするといいですよ。
うがい
うがいをすることでノドの周りのバイキンが流れてくれます。イソジン系のうがい薬を使うのもいいですが、どちらかといえば薬剤よりもうがいの時間の方が大事です。15秒はガラガラしましょう。ノドのヒダヒダの奥までうがいができます。できればハナうがいも加えるともっと効果があります。
マスク
マスクをしたからといってウィルスやバイキンが口や鼻に入ってくるのを防ぐことはできません。マスクを普段からしているのは世界でもほとんど日本人だけ、ということからもその効果の低さはわかると思います。ただ、自分のセキやクシャミのしぶきが周りに飛ぶことを防ぐことができます。このセキエチケット(咳チケット?)の考え方はとても日本人らしくて好きです。
実はマスクの効用はもうひとつあります。それは、ノドやハナの粘膜を湿らせることです。これらの粘膜は、湿っていることで効果を発揮します。湿った空気はウィルス活性化を低下させますし、粘膜そのものの組織再生が早くなります。
どうでしょうか?
いろいろとりいれて、カゼを予防していきましょうね。